こんにちは!これから本格的な夏に向けて、ビールが美味しくなってくる時期になります。みなさんも、仕事、個人と飲みにいく機会も増えてくるのではないでしょうか?ただ、楽しく飲んだ帰り道、ふと気づいたら自分のスマホがない!なんてことがあると、ゾッとしますよね。特に仕事でスマホを使っている人は尚更です。MM総研が2016年1月に発表した調査結果によると、企業におけるスマホ支給率は年々上がっているそうです。LINE WORKSをご利用中のお客様も、LINE WORKSを会社支給のスマホはもちろんのこと、BYODの個人所有のスマホにも使われている方がいらっしゃいます。そんな中、企業のIT管理者の方にとって、スマホ紛失時の対策は重要です。そこで、今回は、特にスマホの紛失時に有効なLINE WORKSのセキュリティ機能についてご紹介したいと思います。

スマホ紛失に対する事前対策と事後対策
セキュリティ対策には大きく分けて、問題が発生する前に実施しておく事前対策と実際に問題が発生したときに実施する事後対策があります。LINE WORKSも事前対策向けの機能と事後対策向けの機能の両方を備えていますので、前編・後編に分けて、それぞれ具体的にどのような機能があるのか見てみましょう。まず、今回は事前対策についてです。

事前対策:スマホ紛失が発生する前にできること
LINE WORKSではスマホ紛失時に備えて、あらかじめ設定できるセキュリティ機能がいくつかあります。

1) パスワード設定
LINE WORKSを利用するために、ユーザーはIDとパスワードを使ってLINE WORKSのサービスにログインする必要があります。本機能では、ログイン時に使用するパスワードの難易度や有効期限などのポリシーを設定できます。ユーザーアカウントのパスワードの難易度や長さ(桁数)を上げることで、スマホ紛失時に第三者がブルートフォースアタックなどにより、容易にLINE WORKSサービスにログインすることを防止できます。本機能は、管理者画面のセキュリティ>一般設定より設定できます。
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2) パスコードロック
前述のパスワード管理はユーザーのアカウントに対するパスワードの管理ですが、こちらはLINE WORKSアプリに対するパスコードの設定になります。本機能を有効にすると、ユーザーに対してLINE WORKSアプリのパスコード設定を強制できます。アプリにパスコードを設定すると、アプリを起動するたびにパスコードの入力を求められます。スマホを紛失した場合も、パスコードを入力しないとアプリを利用することができないため、内容を見られることを防止します。
本機能は、管理者画面のセキュリティ>モバイルセキュリティ>モバイルアプリセキュリティより設定できます。ここで、パスコードの桁数および、パスコード入力に失敗するとアプリを自動ログアウトする入力回数を設定できます。
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3) ファイルのダウンロード制限
本機能は、LINE WORKSアプリ内のファイルを端末上にダウンロードして保存することを制限します。例えば、トークで送信した画像ファイルなどを端末に保存することを制限できます。これにより、スマホ紛失時にも端末内にはLINE WORKSアプリでやり取りした業務関係のファイルが保存されていることはありませんので、情報漏洩リスクを低減できます。本機能は、管理者画面のサービス>サービス利用管理>サービス利用設定より設定できます。なお、ベーシックプランまたはプレミアムプランをご利用の方は、端末へのファイル保存を制限した状態で、必要なファイルをLINE WORKSのDriveへ保存することができます。
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上記機能を組み合わせることで、スマホの紛失時に対するより強固な事前セキュリティ対策を実現できます。
 

前編は以上になります。次回は、あってはならないことですが実際にスマホ紛失が発生してしまった場合に使える事後対策向けの機能を後編(「後編:スマホの紛失対策はこの機能を使って解決!(事後対策)」)にてご紹介します。

まだLINE WORKSをお使いでなく、もっとLINE WORKSのことを知りたいという方は、ブログ記事の「はじめまして、LINE WORKSです!」や「LINE WORKSとは?」もご覧ください。

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