こんにちは!今回は、前回に引き続きスマホ紛失時のセキュリティ対策の後編です。前編ではスマホの紛失時に備えてあらかじめ実施すべき事前対策向けの機能をご紹介しました(「前編:スマホの紛失対策はこの機能を使って解決!(事前対策)」)。今回ご紹介するのは、実際にスマホの紛失が発生してしまった際に使える事後対策向けの機能となります。
事後対策:スマホの紛失時にできること
起きないことを願いつつも、万が一、スマホを紛失してしまったときに使うべきLINE WORKSの事後対策向けの機能を以下にご紹介します。
1) アクセスブロック(アプリからのアクセスをブロック)
スマホを紛失した際に、アクセスブロックを実行すると、アプリを強制的にログアウトして、以降のアプリ経由のアクセスをブロックできます。アクセスブロックは、管理者画面のセキュリティ>モバイルセキュリティ>セキュリティ機能で表示されるメンバーリストよりアクセスをブロックしたいメンバーのアクセスブロックの「ブロック」をクリックして実行します。
2) アカウント一時停止アカウントの一時停止を実行すると、一時停止したアカウントからの全てのサービスに対するアクセスをブロックすることができます。スマホ紛失時に、アカウント情報の漏洩も考慮して、まずはアカウントを一時停止して、該当アカウントからのアクセスを一切ブロックすることも事後対策としては有効です。一時停止は、管理者画面のメンバーより一時停止を行うメンバーを選択して表示されるメンバー詳細画面より「一時停止」を押すと実行できます。
3) モバイルアプリのデータを削除
LINE WORKS アプリのデータを遠隔で消去する機能です。スマホ紛失時にアプリ内のキャッシュに保存されているデータを全て遠隔で消去して、データの漏洩を防ぎます。本機能を使うためには、あらかじめデバイス管理機能を有効にした上で、端末側で必要な設定を行う必要があります。デバイス管理機能は、管理者画面のセキュリティ>モバイルセキュリティ>管理設定にて有効にすることができます。実際にアプリ内のデータを消去するには、管理者画面のセキュリティ>モバイルセキュリティ>セキュリティ機能で表示されるメンバーリストよりアプリデータを削除したいメンバーのデバイス管理の「表示」をクリックし、「モバイルアプリのデータを削除」を選択して実行します。
4) デバイスを初期化
4) デバイスを初期化
LINE WORKSではスマホ自体を初期化する機能も備えています。本機能を実行するとスマホ上の全てのデータが消去され、工場出荷時状態になります。本機能もアプリのデータ削除と同様に、利用するにはあらかじめデバイス管理機能を有効にした上で、端末側で必要な設定を行う必要があります。デバイス管理機能は、管理者画面のセキュリティ>モバイルセキュリティ>管理設定にて有効にすることができます。実際にデバイスを初期化するには、管理者画面のセキュリティ>モバイルセキュリティ>セキュリティ機能で表示されるメンバーリストよりアプリデータを削除したいメンバーのデバイス管理の「表示」をクリックし、「デバイスを初期化」を選択して実行します。
事前対策と事後対策を併用してスマホの紛失時に備える
事前対策と事後対策を併用してスマホの紛失時に備える
スマホの紛失はいつ、どこで発生するか事前に把握することはできません。このため、スマホ紛失が発生する前に実施しておく事前対策と、実際に発生してしまった後に実施する事後対策とを組み合わせることにより、万が一のスマホ紛失時のリスクやダメージを最小限に抑える必要があります。是非、今回ご紹介した機能を使い、スマホ紛失時のセキュリティ対策に役立てください!
まだLINE WORKSをお使いでなく、もっとLINE WORKSのことを知りたいという方は、ブログ記事の「はじめまして、LINE WORKSです!」や「LINE WORKSとは?」もご覧ください。
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